前代表社員長崎真人自分史
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第四部】第八話 諸々の社会的活動に参加(10)
 
第八話
 この時期以降、私は税理士事務所を本拠としながらも、税制改革の運動、市政革新のための運動、その他の市民運動に、可能な限り参加し、それらに生甲斐を見出してきた。
 かって、食うや食わずの青春時代をようやく生き抜いてきた自分の姿と重ねて見て、50代過ぎて、生活にある程度のゆとりができ、自分の選択で運動にも参加でき、それなりに財政的な寄与もできるようになったのは、嬉しい事だった。
 読みたい本が買えるようになったのが、最大の喜びだったかも知れない。
 
税理士会の役職を20年間歴任
 税理士を開業して9年目、ようやく少し落着けるかと思う矢先に、東京税理士会の町田支部を設立すると言う話が持ち上がり、誘われてその準備委員の役目を担う事になった。町田在住の税理士はそれまで八王子支部に属していたのが、町田税務署新設に合わせて支部として独立しようと言う事になったのだ。
 私は開業以来、税理士会の会合には殆ど顔も出さなかったのに、設立総会では、いきなり司会者の大役を仰せつかり、続いて初代研究部長の任に就く事になった。
 町田支部所属の会員は、1979年(昭和54年)設立当初72名だった。それが2006年(平成18年)6月末現在では、個人214名法人会員7社、30年で3倍以上になった。税務署OBの増加が著しい。