前代表社員長崎真人自分史
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 まえがき(
 
まえがき
   自己紹介を要する場面で「私、台湾で生まれ終戦で内地に引揚げる18歳まで台湾で育ちました」と言うと、大抵の方が一瞬怪訝な顔をされ、続いて「では中国語はペラペラでしょうね」とおっしゃる。

 「怪訝な顔」の内心は「この人ほんとは中国人かな」と言う感じ。「中国語ペラペラ」に対しては、私は一寸恥ずかしい想いを抱きます。実は、れっきとした日本人の子だし、言葉は、台湾語(公用の中国語とは別)の悪口の類を二言三言知ってるだけなのです。

 この認識のギャップを埋めるには、日清戦争から語り起こさなければならない事になります。台湾がかって日本の領土だったと言う歴史を知る人も少なくなったようです。20世紀は、事ほどさように変動の激しい時代だったと言う事でしょう。