前代表社員長崎真人自分史
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第四部】第七話 旅行記の続き(1011)
 
希望者には往診もする「国立老人病院」
 「国立老人病院」では、院長さんが1時間余も付き合ってくれて院内を案内し、詳しい説明をしてくれた。立派な施設だった。院内を歩く院長さんに患者たちが皆、親しげな笑顔で接していたのが印象的だった。
 サンホセだけでなく、州ごとに7つの分院があり、希望すればどんな田舎にでも往診すると言う。入院も1日も待たせる事はない。医療費の患者負担はゼロ、すべて国費で賄っていると言う事だった。
 日本の現実と比べて、信じられないような話だったが、軍事費がなければ、こうなるのだろう。
 
積極的な平和外交で国連でも重要な位置を占める