前代表社員長崎真人自分史
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第四部】第五話 事務所運営の基本を確立(10)
 
死んだ親が残してくれた私の宝物

 私が税理士事務所を開設してすぐ、父が書き贈ってくれた色紙が、今も、私の座右にある。
 「順境不忘苦難時 逆境不失希望光  一九七〇年六月 為真人  丈志」
 私の開業を一番喜んでくれたのは父だったかも知れない。その感情の昂ぶりが紙面に踊る。