前代表社員長崎真人自分史
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第三部】第ニ話 若さ一杯の青共本部()
 
その後の党の決定に見る党の文化政策と綱領路線の発展
 この方向を更に発展させた、1966年10月の第十回大会の中央委員会報告では、各分野の政策について検討を深めた中で、党の文化活動についても詳しく言及し、その中で『日本文化の価値ある遺産を正しくうけつぎ』と述べた。
 その後の諸決定に触れる余裕はこの自分史にはない。途中省略する事にお許しを乞う。どなたか、党の科学技術政策の発展について、詳述される事を期待したい。
 
 最新の決定として、2004年1月17日第二十三回大会決定の「日本共産党綱領」が『文化各分野の積極的な伝統を受けつぎ、科学、技術、文化、芸術、スポーツなどの多面的な発展をはかる。学問・研究と文化活動の自由をまもる。』と規定した事は、戦後50年の歳月を経て、社会の変動と幾多の経験を踏まえた上での事だが、これらの文言の紙背にあるものを思えば、隔世の感あり、感動を禁じえない。
 日電三田の若い仲間たちに、今の私なら何と言うだろうか?