前代表社員長崎真人自分史
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第一部】第十八話 野の花は枯れず(10
 
  この原則に立って、相互理解と協力を深め、短期的にどんな行き違いが起きようとも、軍事力を行使すると言うような事は絶対に排して、平和的交渉を貫き、円満に解決して欲しいと思います。
 中国の経済発展と民主化の進展が中国の国際的地位を急速に高めています。台湾社会との差異も、交流が深まるにつれ薄れるでしょう。両岸に住む人々は、いずれも、長い歴史と高い文化と知恵を持った人々です。時の流れが、総てを解決するのは間違いないと確信します。
 楽土台湾の未来に豊かな実りと栄光を!と心から祈るものです。
 
【参考文献の紹介】
特にお勧めすると言う趣旨ではありませんが、一応私が眼を通した台湾関係の図書を御参考までに並べて見ました。

日本共産党のホームページより「中国・台湾問題
「謝雪紅・野の花は枯れず」
陳芳明著、森幹夫訳、志賀勝監修 社会評論社
「日本統治下における台湾民族運動史」
向山寛夫著 中央経済研究所
矢内原忠雄「帝国主義下の台湾」精読
若林正丈編 岩波現代文庫
「台湾総督府」 黄 昭堂著 教育社歴史新書
「台湾と蒋介石」2.28民変を中心に
楊 逸舟著 三一書房
「台湾」四百年の歴史と展望 伊藤 潔著 中公新書
「台湾」人間・歴史・心性 戴 国輝著 岩波新書
「台湾」苦悶するその歴史 王 育徳著 弘文堂

「知られざる台湾」台湾独立運動家の叫び
林 景明著 三省堂新書
「台湾の歴史」日台交渉の三百年
殷 允_編 丸山 勝訳 藤原書店