前代表社員長崎真人自分史
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第四部】第ニ話 「不惑」にして岐路に立つ(1011)
 
第ニ話
 湘南商工会事務局員としてほぼ7年が経っていた。何時の間にか40歳。最早、青春とは言えない年代、「不惑」に至って私は大いに惑う。
 この7年間は、私の人生にとって何だったろうか?更には、40歳になるまで私は何をしてきたのだろうか?

 19歳で社会科学に眼を開き、21歳で職業革命家の道に飛び込んだ。夢中で生きてきた青春。類稀な激動に生きた青春だった。
 
 国際的にも国内の変動も、党内・外を巡る情勢も、変転極まりなかった。激流に翻弄されもしたが、使命感だけは決して失わなかった。すべてを捧げて革命に生き、そして死ぬ事。それ以外には何も考えなかった。それこそがわが人生だった。

  六全協後の5年間、生きる事だけに精一杯な時期を経て、それなりの安定期に入ろうとしていた時、私は温湯につかって安住するような生き方に、自分自身を置く事が出来なかった。湘南民商に飛び込んだのは、今一度自分らしい生甲斐を求めての事だった。
 それが何故、挫折せざるを得なかったか?